当協会の会員である川崎重工業株式会社が、国内初の換気装置の実証開始!

6月20日、当協会の会員でもある川崎重工業株式会社が、国内で初めて民間防衛用地下シェルターの換気装置の実証開始を発表しました。この新たな取り組みは、国内の核シェルターの普及に大きく寄与するものと注目されています。

地下シェルター用換気装置(初期プロトタイプ機)

画像引用:川崎重工業株式会社プレスリリース(https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20240620_1.html

川崎重工業株式会社といえば、潜水艦の建造を手掛けていることでも知られていますが、ご存知の通り潜水艦はまさに閉鎖空間であり、有事の際の核シェルターの環境と通じるものがあります。この閉鎖空間での換気に対して高い知見と技術を持つ同社が、地下シェルターの換気装置の開発を進めていることは、この上なく心強いことであります。

これまで換気装置の多くは海外からの輸入に依存していましたが、同社の換気装置の開発により、有事の際には輸入に頼ることなく、国内で必要な換気装置を供給することが可能となるでしょう。

同社は当協会の会員だけでなく、当協会の理事長や顧問が学術委員として参加する「地下シェルターワーキンググループ」の企業委員でもあり、日本の公共シェルターの整備の研究に積極的に関与していただいてます。当協会としても、今後も出来る限りこういった活動のお役に立てるよう、引き続き努力してまいります。

日本核シェルター協会 事務局

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